今日は看護実習の説明をしていきます。
今回は老年看護学実習編!
※私は4年制大学卒業しています。
専門学校や5年一貫の学校とは違う可能性もあります。
もちろん同じ4年制大学でもその大学によって記録や課題の量、方針は様々です。
現在はコロナ禍のため実習方法に変更があるかと思います。
あくまでも参考程度で見てくださいね。
それでは、どうぞ~(^O^)/
・実習を控えている看護学生
・現在看護学科に所属している看護学生
・看護師を目指そうと考えているまたは興味のある方
・老年看護学実習の特徴
・老年看護学実習のイメージ
・老年看護学実習の良さ
老年看護学実習の概要
在宅および施設に入所している老年者との関わりを通して、
老年期の特徴と保健・医療・福祉の活動での看護の役割を理解し、
必要な知識・技術・態度を修得する。
老年看護学実習をしてみて
正直1番きつかったです…
体力的に、というよりも精神的にです。
施設に入所されていて受け持たせてもらえる対象は、ほとんどの場合が認知症の方です。

毎日「はじめまして、実習担当の○○です」と自己紹介から始まります。
毎日、、、、
いや、午前中挨拶してもお昼休憩を挟んだらまた挨拶です(笑)
徘徊する方に付き添ったり、数分ごとにトイレに行きたがる方の対応をしたりとすごく大変でした。
その施設のアイドル的存在のおばあちゃん!
みたいな方もいるので癒されることももちろんあるのですが、
症状も特に変化がないので実習期間が異様に長く感じました。
アセスメントとしては
加齢に伴う心身の変化を理解すること。
内服している薬も多いので作用・副作用について理解しておく必要があります。
同じ疾患でも症状の出現には個人差があるということも押さえておきましょう。
また、ご高齢の方は転倒・転落リスクや誤嚥・窒息リスクも非常に高いです。
受け持ちの利用者さんの歩行状態や移乗、食事の様子を観察し、アセスメント、評価につなげていくことも大切になっていきます。
老年看護学実習の良さ

ご高齢の方や認知症の方へのコミュニケーションについて学べることです。
今は一般病棟でもご高齢かつ認知症を患っていることが多いです。
むしろほとんどが高齢者。
認知症の特徴や会話の仕方を学んでおくと病院に就職してからも役立つと思います。
施設で働いている看護師が、どう利用者さんと関わっているか。
声かけひとつ切り取っても
・声のトーン
・声の抑揚
・表情
・目線
たくさん学べる部分があります。
また、施設においては
基本的な看護ケア(経管栄養や胃瘻、褥瘡ケアなど)が実施されているので学生でも学べる技術は多いです。
学生の立場なので実際に実施できるかどうかは、そこの指導者さんと学校の方針で違ってきますが、見学はさせてもらえるはずです。
私の反省点でもあるのですが、
そういった看護ケアにもっと積極的に見学させてもらえばよかったな、と思いました。
せっかくのチャンスなのでね。
まとめ
老年看護学実習は毎日同じことの繰り返しだと感じることがあるかもしれません。
就職後に必ず役に立つと思うので、自分の中でなにか楽しみを見つけて実習できるといいですね。
看護学生の皆さまにとって有意義な実習になることを祈っています。
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