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精神科看護師って大変なの?
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精神科病院のイメージがあまり沸かないな…
一般化病院の看護師よりもイメージしにくい精神科看護師
今回は現役精神科看護師の筆者が
“精神科で働いていて大変だな”
と感じたことを5つをお伝えします。
精神科病院の就職や転職を考えている方の参考になると嬉しいです。
精神科看護師の日勤・夜勤スケジュールについてまとめています。
![ぽむ](https://kokohowa.com/wp-content/uploads/2021/08/c1f933ea60ee4ef1eea53a8fa23afdc1-150x150.jpg)
ぜひ参考にしてみてください!
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3HR8H3+J1W4Y+4QYG+65EOH)
精神科で大変なことはズバリこれ!
私が精神科で大変だと感じたことはこちら
①身体症状と精神症状の鑑別
②暴言や暴力のある不穏患者の対応
③長期入院患者の退院促進
④精神科薬の勉強や扱い
⑤自分の心の健康を保つこと
![ぽむ](https://kokohowa.com/wp-content/uploads/2021/08/c1f933ea60ee4ef1eea53a8fa23afdc1-150x150.jpg)
具体的にお話していきます。
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3HR8H3+J1W4Y+4QYG+65EOH)
身体症状と精神症状の鑑別
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精神科に入院している患者は
精神疾患しかないと思ったら大間違い!
高齢化が進む日本では、患者さんも高齢化しています。
つまり、身体疾患を合併して入院される方が多いというわけです。
入院中に発症するケースももちろんあります。
例えば今、あなたが体のどこかに痛みを感じたら。
相手に「○○が痛いです。」と言うことができますよね。
精神科に入院している患者さんは、
自分の身体の不調をそのまま表現できないケースが非常に多いです。
“なんとなく活気がない”
“男性患者さんが妊娠したと言ってくる”
“足に針金を入れられたと訴えてくる”
こんな風に、
一捻りして看護師に不調を訴えてきます
精神科に入院していると、
この訴えを“幻覚”と判断して精神科薬の頓服を与薬したり、主治医に精神症状として報告することも。
患者さんからの訴えを聞いて全て精神症状だと決めつけずに、
“もしかしたら身体的にどこか悪いのかもしれない”
という視点をもつことが大切です。
このような視点をもつこと、
そして実際に観察して鑑別することが非常に大変だと感じました。
暴言や暴力などの不穏患者の対応
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実際に暴力を振るわれたことはありませんが、未遂は何度もあります。
相手は手加減しないので、相手が女性であろうと全力で向かってきます。
精神科病院には男性看護師も多いので、
体格の良い患者さんや力のある患者さんは男性看護師がメインで対応してくださいます。
ここで大変だと感じたのは、
応援の必要性や自分ひとりで対応できるかの判断、見極め
今では少しでも不安があればすぐに他のスタッフに依頼をし、一緒に対応してもらうようにしています。
患者さんだけでなく、
自分の身の安全もしっかり守るためです。
次に暴言
「大嫌い!」
「あっちいけ!」
「ふざけんな!それでも看護師か!」
セクハラ発言もあります。
精神科看護師とはいえ、私たちも人間です。
初めて暴言を吐かれたときは、どうやって返事をすればいいのか分かりませんでした。
言われたことをそのまま真に受けて嫌な気持ちになることも。
今ではよくも悪くも慣れました。
暴言も精神症状のひとつだと考えられるようになりましたし、
本当に嫌な時は私も反論します(笑)
それくらい精神鍛えられました(笑)
長期入院患者の退院促進
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精神科ならではの大変さかなと思います。
一般病院では病気が軽快・治癒してリハビリ病院に転院したり、自宅退院するケースが多いです。
精神科の場合、急性期の病棟では3か月以内の退院を目指して介入しています。
しかし、慢性期の病棟になると年単位の入院患者さんがたくさん
家族や身寄りのいない患者さんも多く、病院での生活に慣れてしまうのです。
病院にいればご飯も出てくるし、お風呂も看護師が声を掛けてくれます。
洗濯も業者がしますし、内服は看護師管理です。
退院したら毎日の食事はどうするの?
金銭管理は?
困ったときはどうする?
洗濯はできる?
薬の飲み忘れはない?
日常生活を送れるベース作りと退院後の環境やサービスの調整をしていくことがすごく大変だなと感じました。
精神科薬の勉強や扱い
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入職当初に限らず、今でも薬剤の勉強は大変
精神科の場合でも○○には○○の薬、
△△には△△の薬という適応はありますが、
薬の合う合わないを見つけるのが難しい
薬剤の調整は主に医者の仕事ですが、
○○の薬を使った時、△△の薬を使った時の患者さんの精神症状を観察するのは看護師の役目
注射製剤、テープなどもありますし、新薬もでてきます。
精神科看護師も日々薬の知識はアップデートが必要です。
自分の心の健康を保つこと
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ある意味これが1番大変かもしれません。
”自分のメンタルを健康に保つこと”
精神科は一般化に比べて体力勝負というよりも精神力勝負です。
“精神科に働いてるから、メンタル強そう“
違います!!
精神科で働くためにはメンタルを強くせざるを得ないんです。
うつ病の患者さんの話を聞いて看護師が病んでしまうこともあります。
暴言を言われたり、妄想をもたれて仕事が嫌になってしまうこともあります。
ありもしないことを患者さんに噂されることもあります。
患者さんの言動に一喜一憂せずに、自分の心の健康を保てるか
自分の心の健康を保つための方法、自分の機嫌をとるための方法を見つけてください。
精神科で働いているからこそ感じる
“心の健康の大切さ”
まとめ
精神科看護師が精神科病院で働いて大変だったこと5選
①身体症状と精神症状の鑑別
②暴言や暴力などの不穏患者の対応
③長期入院患者の退院促進
④精神科薬の勉強や扱い
⑤自分の心の健康を保つこと
考え始めたらもっとたくさん出てくるくらい大変なことだらけです。
大変じゃない仕事なんてありませんよね。
今度は“精神科で働いて感じたやりがい”の記事でも書こうかな~
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3HR8H3+J1W4Y+4QYG+65EOH)
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