看護における言語的コミュニケーションとは

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仕事
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精神科看護師のぽむです。

看護においてコミュニケーションって大切ですよね。

コミュニケーションには2種類あると言われています。

①主に言葉で表現される

「言語的コミュニケーション」

②表情や身振りなどで表現される

「非言語的コミュニケーション」

患者さんと何気なくお話しているように見えて、

一応精神科看護師らしく(笑)

色々意識しながら会話しているつもりです。

コミュニケーション能力は看護の世界だけでなく、他の仕事はもちろん、

友人や恋人などの対人関係では必須。

基本的にプライベートでは「コミュ障」(もしかして死語?)のぽむですが(笑)、

お仕事スイッチが入っているときはコミュ力高い方だと自己評価しています(笑)

スイッチオンの時に意識していることを説明しているので、少しでも参考になったら嬉しいです。

最後のぽむのおまけもぜひ、、、!

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言語的コミュニケーションとは

発信者が言葉を使用し相手に伝えて会話することをいいます。

手話も言語的コミュニケーションの1つです。

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言語的コミュニケーションの種類

働いている中で主に意識している言語的コミュニケーションは以下の4つです。

・受容、傾聴

・支持

・明確化

・質問

受容、傾聴

具体的には、患者さんの話を相槌を打ちながら聞くことです。

肯定も否定もせず、まずは患者さんの話を全て聞くように意識しています。

プライベートでは途中から自分の話を持ち出したり、

否定してしまったりすることもありますが、

仕事では患者さんの話、訴えている内容を最優先して聞いています。

怒っている患者さん相手だった場合でも、

相槌を打ちながら聞いていると患者さん自ら冷静になっていくこともあるのです。

”患者さんとの会話が苦手だな”

と感じやすい方は、まず話を聞くことから始めてみるのがおすすめです。

話を聞いているだけでも患者さんに安心感を与えることができますし、

信頼関係の構築につながります。

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支持

具体的には「本当に辛かったですね」「そう思うのは普通ですよ」といった声かけ。

相手の言動を肯定することです。

患者さんは

「自分に関心をもってもらえた」

「自分を認めてくれた」

「自分のことを理解してもらえた」

といった実感を得ることができます。

ここで注意!!

なんでもかんでも支持すればいいわけではありません!

本当に支持するべき内容なのか、そうではないのかをしっかり判断しましょう。

ぽむ
ぽむ

私の病棟で、よく繰り広げられるのが患者さん同士でのTVチャンネル争い…。

ステーションにいるとよく争う声が聞こえてきます…。

Aさんがずっとチャンネル権を握っていたようで、

それに対して怒ったBさんがAさんの頭を叩きました。

それぞれに話を聞いて、AさんとBさんにどのような声かけをするといいか考えてみましょう。

~Bさんに対して~

看護師
看護師

見たいテレビが見れなくて怒れちゃいますね=支持

でもだからといって頭を叩くのはよくないと思います。

Bさんも怒られて毎回頭叩かれたら嫌でしょ?

なにかあったら手を出すのではなくて、看護師に声をかけてください。

このように、怒れちゃう感情に対しては支持します。

そしてBさんが取った行動は指摘し、今後の対策を提案します。

~Aさんに対して~

看護師
看護師

いきなり叩かれてびっくりしましたね=支持

でもAさんがずっとリモコン持ってるのはおかしいと思いませんか?

Aさんだけのテレビではないので、時間を決めて見たい番組をみなさんが平等に見れるように工夫してください。

こんな感じでしょうか。

簡単な例ではありますが、

このように支持すべき部分とそうでない部分のメリハリをつけることが大切です。

当たり前と言われたら当たり前の内容なのですが、患者さんの行動を指摘?注意することに対して

「本当に言っても大丈夫かな?」

「患者さんが逆ギレしたらどうしよう」

と怖がって話を聞いて終わり、というスタッフも中にはいます。

そういうスタッフがいても全然いいのです!

それもその人の看護の仕方の1つ。

私ははっきり言うタイプなので、

病棟全体でバランスがうまくとれていれば良し◎

(ということにしておきましょう…笑)

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明確化

患者さんがうまく言葉として表現できない、あるいは意識していない感情を看護師が先取りして患者さんに伝えることです。

患者さんの言葉を繰り返すのではなく、言葉にできていない部分を看護師が言語化します。

患者さんの例だと少し難しいので簡単に例をあげてみます。

Aさんは「りんご」という単語を看護師に伝えたいけど、うまく伝えられません。


Aさん
Aさん

えーっと、果物で、、、。

甘くて、赤っぽい色をしています。

看護師
看護師

いちごですか?

Aさん
Aさん

いや、いちごではなくて、、、

もっと丸い感じです。

看護師
看護師

さくらんぼですか?

Aさん
Aさん

さくらんぼより大きいです。

看護師
看護師

りんごですか?

Aさん
Aさん

あ!それです!!りんごです!!


わかりにくかったらごめんなさい(笑)

看護師の赤字が”明確化”している部分です。

例えが難しい…

ジャンルは違いますけど、ミルクボーイのネタって見たことありますか?

「ほな違うか~」ってやつです(笑)

あんな感じでいろんな情報から答えを導き出す感じです!

患者さんの言いたいことを汲み取って言語化してあげることで、

患者さん自身の自己理解を促すとともに、

「自分の言いたいことがわかってもらえた!」と満足感や信頼関係の獲得につながります。

正直最初から患者さんの言いたいことを汲み取るのは難しいです。

私も「○○さんが言いたいことって△△ということで合ってますか?」と確認しながら話を進めることが多いです。

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質問

質問には2つのパターンがあります。

①はい、いいえで答えられる質問、クローズドクエスチョン(閉ざされた質問)

②はい、いいえでは答えられない質問、オープンクエスチョン(開かれた質問)

この質問をうまく使い分けるようにすると、

コミュニケーションがスムーズにいきやすいです。

患者さんの性格や症状、聞きたい内容で使い分けましょう。

例えば、話すことが好きではない患者さんや、

まさに今幻聴がある患者さんに対して

「どんな幻聴がきこえますか?」とオープンな質問をしてもなかなか返答を得ることは難しいです。

そんなときは

「今幻聴はありますか?」

「声が聞こえすぎて辛いですか?」

などクローズドクエスチョンを活用しましょう。

一方でクローズドクエスチョンは、尋問されている気分になったり、

○○はありますか?と聞かれると「ありません」と答えを誘導してしまうデメリットもあります。

それぞれにメリットとデメリットがあるので、理解して使い分けるようにしてみてください。

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まとめ

言語的コミュニケーションでは

・受容と傾聴

・支持

・明確化

・質問

を意識して会話をしています。

どの方法も患者さんとの信頼関係の構築や情報収集に必要なスキルです。

ぜひ意識して会話に取り入れてみてください。

こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

ぽむのおまけ

冒頭でも述べたように私はコミュ障です(笑)

プライベートでは(笑)

ですが、患者さん相手になると自分でもびっくりするくらいのコミュニケーション能力を発揮できます(笑)

「消極的な性格だから看護師向いてないかも」

「恥ずかしがり屋だから…」

と自分の性格的に看護師が向いている向いていないを決める必要は全くありません!

コミュニケーションは一種のスキル。

性格を変えようとするのではなく、仕事に必要なスキルを学べばいいのです。

英語が必要だからTOEICを勉強するのと同じ感覚です。

私もいろんな性格・タイプの患者さんと関わっていく中で日々学んでいます。

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