元精神科看護師が考える精神科看護師に向いている人とは?

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精神科看護に興味がある人
精神科看護に興味がある人

精神科の看護師に興味があるけど、自分に向いているかな?

精神科看護師は一般科病棟の看護師と少し違うイメージがあるかと思います。

そんな方に向けて

「どんな人が精神科看護師に向いているか」

をお話していきます。

この記事を読めばあなたが精神科に向いているかどうかわかるはず。

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ネット情報はあまり気にしなくていい

ネットで「精神科看護師 向いている人」と検索すると必ずといっていいほど

「穏やかな人」と出てきませんか?

精神科病棟で働いている看護師が全員穏やかなのでしょうか。

答えは×です。

なぜなら私が穏やかではないから(笑)

ちなみに病棟で穏やかだった看護師はほんの数人でした(笑)

一般科の看護師と同様、精神科も意外サバサバした看護師が多いです。

なので「私穏やかな性格じゃないから向いてないな~」と思っているそこのあなた!

安心してください。

さて、前置きはここまでにして、早速精神科に向いている人の特徴をお話していきましょう。

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精神科看護師に向いている人は?

・話をしっかり聞ける人

・観察力や察する力がある人

・相手のペースに合わせられる人

・メンタルが安定している

・気持ちの切り替えが上手な人

話をしっかり聞ける人

精神科看護師は

・人と話すことが好きな人

・コミュニケーション能力が高い人

が向いていると言われることが多いです。

ですが、私はこれらの特徴が絶対必要だとは思いません。

もちろん「人と話すことが好きな人」

「コミュニケーション能力が高い人」であるに越したことはありませんが、当てはまらないからといって「向いてないかも」と思う必要はないのです。

私は「話をしっかり聞ける人」いわゆる

「聞き上手」な人が向いていると考えています。

ただ話を聞くのではなく、

「あなたのことを知りたい」

「あなたを心配している

「あなたの言っていることを理解したい」

相手の話を聞きながらこういった姿勢をしっかり表現できる人が向いています。

精神科では話を聞く場面が非常に多いです。

中には答えの出ない相談をされることも。

患者さんは「答え」ではなく「聞き役」を求めていることも少なくありません。

ぽむ
ぽむ

私たちもよくありますよね?

答えではなくて、ただ聞いてほしいだけなんだよな~となるとき。

患者さんも同じで、聞いてもらえたことでスッキリすることもあるのです。

精神科看護の基本として相手の話をしっかり聞ける人は向いていると思います。

観察力や察する力がある人

精神科に入院している患者さんは、

自分の精神状態をうまく表現できないことが多いです。

患者さんの状態を観察して

「幻聴に聞き入っている様子だから頓服使った方がいいかな」

「なんとなく調子が悪そうな表情をしているから話を聞いてみようかな」

このように、患者さんの代わりに私たちが気づくためには観察し察する力が必要です。

看護に関係なく、勘が鋭かったり、友達が調子悪いことにはやく気づけたり。

そういう方は精神科看護師に向いていると思います。

仕事をしていくなかで養われる能力でもあるので、最初からできなくても大丈夫です。

相手のペースに合わせられる人

相手のペースに合わせることができる人も精神科看護師に向いていると思います。

なぜなら精神科は患者さんに合わせて看護することが多いからです。

例えば、

・幻覚によってなかなか食事がすすまない患者さんのペースに合わせて、食行動を見守る

・強迫行為のある患者さんの行為に付き添う

・なかなか自分の気持ちを表出できない患者さんと話をする

などがあります。

一般科病棟だと処置やオペ出し、点滴管理など看護師ペースで仕事をすることが多いでしょう。

看護師ペースで仕事ができないことが多々あるので、それでもイライラしない人、患者さんのペースを尊重できる人が向いていると思います。

メンタルが安定している人

暗い話をきいているうちに自分が落ち込んでしまう、、、。

こういう方はあまり向いているとは思いません。

“共感すること”“感情移入すること”は違うからです。

患者さんの話は共感的に傾聴しますが、あくまでも患者さんの話。

患者さんの話に引っ張られないようにする必要があります。

難しいのですが、「自分」という軸を持ちながら患者さんの話を聞くようにするのです。

例えば

ある患者さんが△△について悩んでいたとします。

A:話を聞いてどうしたら△△について解決できるか一生懸命考える

文献や参考書で調べる、先輩に相談する

B:話を聞いてどうしたら△△について解決できるか一生懸命考える

自宅に帰ってからも△△のことが頭から離れず寝れなくなる

例えが極端ではありますが、Aは仕事熱心なので問題ありません。

Bの思考になってしまう場合はメンタルが不安定になりやすい人です。

精神を扱う仕事なので、メンタルが安定している人の方が精神科は向いていると言えるでしょう。

気持ちの切り替えが上手な人

精神科で働いていると、

・患者さんから心無いことを言われる

・暴言を吐かれる

・なにもしてないのに陰性感情をもたれる

などが多々あります。

その言葉に毎回落ち込んでいたらキリがありません。

患者さんの本当の気持ちではなく、これが症状だから仕方がない

と切り替えられることが大切です。

上に書いたメンタルの安定にも関連しますが、仕事のスイッチを切り替えられる人は、より精神科に向いていると思います。

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まとめ

精神科に向いている人の特徴

・話をしっかり聞ける人

・観察力や察する力がある人

・相手のペースに合わせられる人

・メンタルが安定している

・気持ちの切り替えが上手な人

ぽむのおまけ

精神科に向いている人はこんな人!だなんて偉そうに記事にしましたが、私は挙げた特徴にあまり当てはまりません(笑)

メンタルだって荒れやすいですし、気持ちの切り替えもうまくないです(笑)

そんな私だって精神科看護師として数年働けました。

今回挙げた特徴に全く当てはまらなくても、仕事をしていくなかで成長したり、変わっていくこともたくさんあります。

少しでも精神科に興味がある方はぜひ足を踏み入れてみてください。

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