
その場の空気を読みすぎてしまって疲れちゃうな。

相手のことを考えすぎて遠慮しちゃう。
これらの内容、HSPいわゆる「繊細さん」がよく感じることなのではないでしょうか?
「繊細さんの本」を読み終えた私は
「繊細って生きづらいな」という考えから
「繊細な感性も大切にしたいな」
こう思えるようになりました。
「繊細さんの本」に書かれている内容
この本では大きく5つの章に分けて書かれてあります。
第1章:繊細さんがラクになれる基本
第2章:毎日のストレスを防ぐ簡単な技
第3章:人間関係をラクにする技術
第4章:肩の力を抜いてのびのびと働く技術
第5章:繊細さんが自分を活かす技術

私は特に第3章と第5章の内容に心打たれました。
人間関係をラクにしたいなら○○を出せ!?

私がこの本を読んで1番衝撃を受けた内容です。
結論から言うと、
「素の自分」を出す
これが人間関係をラクにする第一歩だそう。
ん?どいうこと?と思ったそこのあなた。
わかりやすく解説していきますね。
人間の基本構造
まず、人間の基本構造は
「表に出している自分」
に集まるようになっています。
「素の自分」を隠して殻を被っていると、
その殻に合った人間が集まってきてしまうのです。
殻を被った自分
例えば、、、
殻を被った自分:頼まれた仕事は笑顔でなんでも引き受ける
素の自分:無理な仕事は断りたい
殻を被った自分で職場にいた場合どうなるでしょうか。
おそらく仕事を引き受けてくれるあなたを好きな人が集まってくるでしょう。
そしてあなたは依頼された仕事を断れずに
笑顔で仕事を引き受ける人間を演じ続けることに。
そうしていくうちに、
本当の自分を置いてきぼりにして
「仕事を全て受け入れる人間関係」が作り上げられていくのです。
本当の自分(=仕事を断りたい)を隠して、
殻(=全ての仕事を引き受ける)を被ることで、
その殻に合う人が集まってくる
素の自分
では、HSPいわゆる繊細さんはどうしたら人間関係がラクになるのでしょうか。
先ほど述べたように「素の自分」を出しましょう。
なんでも仕事を引き受けていた人が、
無理な仕事は無理だと断ったらどうなるでしょうか。
「自分のキャパを考えてしっかりと断れるあなたが好き」と
自然体のあなたを好む人が集まってきます。
そして、あなたの殻を好んでいた人、
つまり
本当のあなたに合わない人が自然と去っていくのです。

この人間関係の法則?とても腑に落ちました。
私は、今の病棟で比較的素の自分でいれています。
そのため、職場の人間関係で疲れることはほとんどありません。
全員が素の自分を受け入れてくれているとは思いませんが、素の自分を受け入れてくれる周りのスタッフの方々に感謝しかありません・・・(´;ω;`)
人間なので合う合わないがあって当然だと思いますが、繊細さんは合わない人ともうまく関係を作ろうと頑張ってしまう傾向にあると思います。
相手との関係性にもよりますが、本当の自分を見せて、できるだけ自分らしくいられたら素敵ですよね。

繊細さんに共通する5つの力とは

HSPって面倒で生きづらい。
こういった考えを持っている繊細さん、多いのではないでしょうか。
実は私もHSPだとわかった当初はマイナスなイメージしかありませんでした。
この本にはそんなイメージを一変させてくれるような、繊細さんの持つ強みが存分に紹介されています。
①感じる力
・相手のニーズを感じとり細やかにケアする
・他の人が気づかない小さな改善点に気づく
・リスク察知
・日常の小さな嬉しさをキャッチする
②考える力
・深く考察する
・興味をもつと、とことんはまる
③味わう力
・いいもの(絵、歌、カメラ、文章など)を受け取り深く味わう
④良心の力
・信じることに真摯に取り組む
⑤直感の力
・自分に合うものを探し当てる
・ものごとの本質にたどりつく
上記の内容は一部に過ぎないのですが、
こんなにも強みがあるってめちゃくちゃ魅力的じゃないですか?
もちろん全員が全員同じだけの力を持っているわけではありませんし、
非繊細さんでも当てはまる方はたくさんいると思います。
私がここで伝えたいのは
HSP=マイナスなイメージを持っている方に対して、
そんなことないんだよ!
繊細さんパワーでもっと自分の良さを出していこう!
ということです。

「繊細さんの本」をおすすめしたい理由
繊細である私たちに自分の繊細さを克服させようとするのではなく、
いいものとして捉える、そのスタートラインに立たせてくれるから
HSPである自分を好きになれるヒントをくれるから
これが理由です。
繊細すぎる自分を好きになれないあなたへ。
自分を好きになるための一歩を踏み出してみませんか?
コメント