「私は私のままで生きることにした」を読んだ感想~心に残った言葉~

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日常
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「自分」ってなんだろう。

「自分らしい」ってなんだろう。

誰かと比較し、比較され、「自分」を見失い、もがき苦しんでいる。

そんなあなたに、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

この本を読み終えたとき

ありのままの自分を大切にしたい」

きっと、そんな気持ちにさせてくれます。

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「私は私のままで生きることにした 」とは

韓国で出版された話題のイラストエッセイです。

韓国で108万部、日本で50万部突破(2021年4月時点)し、

2019年と2020年の2年連続で年間ベストセラーにもランクインされました。

韓国では

나는 나로 살기로 했다

として発売されています。

世界のスターBTSのジョングクの愛読書としても知られ、

ジョングクの愛読書を知りたい!と日韓の若者を中心に広がりました。

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「私は私のままで生きることにした 」の内容

著者の「キム・スヒョン」さんは幼いころから、

「理由」を気にしながら生きていました。

理由を聞くと「反抗的」「なぜ口答えするの?」と言われたそうです。

そんな風に過ごしながら大人になり、

いつの間にか自分のことがみじめで無力に思えた著者。

専攻を間違えたの?

我慢して仕事にしがみつけばよかったのか?

いくら考えても何がダメだったのかわからない。

何も間違えてないはずなのに、なぜみじめになるの?

「私は私のままで生きることにした。」

この本には

「自分がなぜみじめだと思ったのか、何が自分をみじめにさせたのか」

その疑問への答えが記されています。

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「私は私のままで生きることにした」で心に刺さった2つのメッセージ

このエッセイ本は大きく6つのパートに分かれています。

①自分を大切にしながら生きていくためのto do list

②自分らしく生きていくためのto do list

③不安にとらわれないためのto do list

④共に生きていくためのto do list

⑤よりよい世界にするためのto do list

⑥いい人生、そして意味のある人生のためのto do list

それぞれのパートの中に素敵な言葉がたくさん散りばめられています。

全てを紹介することはできないので、

特に自分の心に残ったメッセージを2つ紹介したいと思います。

完璧な人なんていない

逃げたり、言い訳したりするのをやめて、好きな自分と嫌いな自分が合わさった

本当の自分と向き合ったとき、私たちは傲慢な人間ではなく、人間らしい人間として生きられる

「私は私のままで生きることにした」ーキム スヒョン(著)/吉川 南

人間には必ず「」の部分があります。

自分の「」の部分を見つけたとき、

あなたならどうしますか?

素直に受け入れられますか?

この本には、「影」を完全に取り除くことはできない。

うまく付き合っていく必要がある、と書かれてあります。

「完璧な人なんていない」

頭ではわかっているはずなのに、

感情や行動にうまく落としこむことが私には未だにできていません。

社会人になってから、客観的に自分の性格を分析?観察する機会が増えました。

影の部分だけでなくても、

自分の感情に目を背けたり気づかないフリをしてしまうことがあります。

現実の自分が、自分の理想とかけ離れていて苦しくなることもあります。

完璧にやりきりたいのに、できない自分が嫌になることなんて常日頃です。

そして、この「完璧」を自分だけでなく、

他人にも無意識のうちに要求してしまっていることに気づきました。

自分の欠点を認めてありのままの自分と出会ってはじめて

自分だけでなく他人にも優しくなれるのだと。

完璧ではない自分と直面して、人間らしい人間になろう

少しずつ、少しずつ

しんどいときには、しんどいと言おう

もう少し自己中心的になっても、もう少し無責任になっても大丈夫。

責任があると言いながら、窒息まで自分を放っておくことほど、自分に対して無責任なことはない

「私は私のままで生きることにした」ーキム スヒョン(著)/吉川 南

この言葉もとても響きました。

私はSOSを出すのがかなり苦手な性格だから。

去年の夏。

誰かにいじめられたわけでもないし、

怒られたわけでもない、

ミスをしたわけでもない。

それなのに、仕事に行くのがとても苦しくなりました

病棟にいても涙が出そうになってトイレに逃げるときもありました。

おそらく「しんどい」という感情がコップからこぼれていたんだと思います。

“もう限界”

そう思った私は、産休中だった先輩に連絡しました。

先輩
先輩

できません。って言いなさい。

逃げてもいいじゃない。

あなたがやらなくても、周りがやるよ。

やらないならきっと、やらなくてもいい仕事だったんだよ。

あなたの身体が悲鳴あげてるんだから、それに耳を傾けなさい。

先輩からのメッセージではっとしました。

病棟を異動したばかりで、

「はやく業務を覚えなきゃ」

「誰よりも人一倍働かなきゃ」

「誰よりもはやく気づいて動かないと」

という感情が先走り、

自分で勝手にプレッシャーをかけていたんだと気づきました。

それからは、働き方を工夫したり、

定期的に(ほぼ毎日)仲のいい同期とメッセージで感情を吐き出すようにしています。

今でも時々苦しくなって家に帰って放心状態になっている時もありますが(笑)

それでも以前に比べたら精神的に「しんどいな」と思うことは減りました。

最初は恥ずかしい、こんなこと言ったら周りはどう思うかな。

そんな風に考えてうまく言えないかもしれません。

だれも理解してくれなかったとしても、

状況が変わらなくても、

しんどい時はしんどいと言ってください

あなたを守れるのは、

あなたの身体と心にちゃんと耳を傾けられるのは、

あなたしかいないから

関係のない友人に話す

飼っているペットに話す

日記を書く

紙に殴り書きする

なんでもいいので自分の中でため込まずに自分の感情に素直になってほしいです。

「私は私のままで生きることにした」まとめ

かわいらしい表紙と優しい雰囲気のイラストで一見手にとりやすいですが、

内容は予想していた以上に重みを感じます。

ページ数もそれなりにありますし、

読んでいて難しいな、と思う部分もあります。

気楽に読める!といった感じではありません。

ですが、この本を読み進めていくうちに、

どこかで自分の胸にずどーんと響く言葉に出会えるはずです。

この記事ではたった2つの言葉しかご紹介できませんでしたが実際はまだまだあります。

今の自分は間違っていない

ありのままの、普通の自分を受け入れて好きになろう

温かくて愛の溢れるメッセージをぜひ受け取ってください。

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